チャーハンアタック襲来。
地元値段チェックでかなり安値をつけていた中華屋Hに突入。転げるように店内へ。
息を切らせて店員を睨み付ける。
ご注文は何になさいますか。
チャーハンで。
チャーハンひとつー。
厨房に消える店員。
ここからはもう雪崩式ですよ。
速攻で調理されたがふがふのチャーハンをズバスズバスと掻きこむべく脳内が全開でシュミレート。
さあこい。
きさらせ。
おねがいします。
…
音がしない。
シーンとしてんですよ厨房。
なんつか、スタッフ談笑とかしてて。
あれ?君が作るんちゃうの?はよ取り掛かって?
辺りを見回す。
そういえばさっきからこの中華屋は何か大人しい。
中ボリュームの有線。
肝心のあの五徳と鍋のぶつかり合う威勢のいい音がしない。
材料が油の中で悲鳴をあげるしずる感まんてんの音がしない。
リズムを見失った店内は客も含めて心なしかもそもそしている。
不気味だ。
隣の席のラーメンがやって来た。
まあ、ラーメンは湯きり音位しかしないしな。
聞き漏らすのも仕方が無い。
さて、次は僕のチャハーンですね。
よろしくよろしく。
ジャーッとね。威勢良く、一つお願いしますよ。
来た。
え、来た?
え?何で?
何の音もしなかったよ?
ほかほか。
深く考えず口に運ぶ。
普通の何の変哲も無いチャーハンにも上下があることを知る、そんな味。
帰ってアシスタントに事の次第を話す。
「サイレンサー付きですかねえ」
そんな鍋があるか。
まあここまで読んできた皆さんの推測どおり、
多分こずえ鈴のパパがこの一件には噛んでいる。
そして分かりにくい結びだとは重々思いつつも構わずこのまま投稿。